いよいよ東京オリンピックがはじまりました。
出場アスリートの中には、小さな時から将来の夢として、
その場に立つことを目標にして、文集などに書いたり、
紙に書いて壁に貼って、毎日それを見ていた人がいるかもしれません。
紙に書くことなどで、実現しやすくなると、よく言われます。
そこには、何か秘密があるのでしょうか?
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「問い」で行動がうまれる
人間の脳は、質問されることで活性化するということが分かっています。
実際、皆さんも、「今日のランチは、何を食べようかな?」など、
自分で質問をしていることが多いと思います。
そして、この「問い」に対応しようとして、脳は答えを用意しようとします。
このように、「問い」が生まれることで、その答えを考え、
その結果、行動につながるというわけです。
つまり、人間の脳は「問い」に弱いとも言えますね。
オリンピック選手は、壁に貼ってある言葉を見て、
自分に「問い」が起こっているのかも知れませんね。
よい結果を生み出す「問い」は
では、ある事が「うまく行かなかった」という事象があるとします。
そこで、次のような「問い」を自分にするとどうなるでしょうか。
●どうして自分は何をやってもダメなんだろう?
なんとなく結果は想像できますよね。
きっと、ダメな理由を脳は探して、気分は落ち込んでしまいそうです。
逆に、
●どうすれば、うまく行くようにできるだろうか?、いいやり方はあるだろうか?
と問いかけると、どうでしょう。
あなたの脳は、解決策を考えようと反応しはじめます。
いいやり方があるか調べたり、人に聞いたりしようとするかも知れません。
このように、一つの出来事に対して、自分自身に、いい質問を問いかける事で、
より良い結果を生み出す行動に繋げることができます。
もし~だったら
では、「うまく行かなかった」事実への質問ではなく、
これからの未来(将来)の事について、
あなたが欲しい(望ましい)状態が手に入っている状況をイメージし、
そうなった理由を「問い」かける方法もあります。
例えば、
●もし「うまく行った」としたら、何から始めただろうか?何をやったからだろうか?
この場合、「もし」という言葉がついているので、
試しにやってみるという気持ちになり、
行動しやすくなるかも知れませんね。
質を高めてくれる「問い」
●私は、何のために、この事に取り組もうとしているのか?
こう自らに質問するで、取り組む理由を再確認したり、
今は取り組まないという優先順位の決断が出来たりします。
つまり、時間やエネルギーを有効に使う事や、目的の意味を再確認して、
より力強く、それを達成するための行動につながるかもしれませんね。
是非、「問い」の持つ力を、上手に活用してみてください。
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